自然を纏う とみひろの草木染手織り紬

当社が自社工房で手作りする紬は、
染めから織りまでの工程を、全て職人の手作業で行っています。

機械ならあっといい間に織り上がるところを、
私たちの工房では、手織りすることによって、肌に触れたときの温もりと風合いを大切にしています。

草木染

自分たちで染材料を採取しに、山へ入ります。

採取するのは、桜、梅、笹など日本の季節を彩る草木にはじまり、紅花のように山形ならではの素材まで、種類も様々。

採ってきた材料を細かく裁断し、時間をかけて鍋で煮出していきます。

しかし、自然物から採れる色は、思うように染まらないこともしばしば。
同じ材料を使っても、採取する季節や場所、媒染などの条件が、出来上がる色に大きく影響します。

だからこそ、イメージした色を求めて、染料と向き合いながらじっくりと作業を進めていきます。

こうやって自然に翻弄されますが、それも草木染の楽しさであり、草木染の魅力なのです。

 

 

「同じものは作らない」

 

 

染織工芸では、数か月かけて一反を職人自らの手で織り上げています。

時間をかけてでも手織りにこだわるのは、着れば着るほど身体に馴染む心地良さ、そして職人の手から生まれる手織りならではの優しい温もりを大切にしているから。

昔ながらの木製の織り機を、自分の感覚に合うように微調整しながら、先染めした絹の経糸を糸枠に巻いて織り機に通し、緯糸となる紬糸を織り込んでいきます。

日々、工房の中に響く"トントン、トントン"という織り機の心地良い音。

職人たちは自然に恵まれた穏やかな環境のなかで、
今日もやさしく、そして力強く、紬づくりに取り組んでいます。